乾燥納豆のおすすめ品|通販で買える個包装のドライ納豆

納豆が健康食品であることは、もはや説明不要ですね。低糖質、低カロリー、高タンパク。そして、血液サラサラ成分であるナットウキナーゼ。

さらに嬉しいことに、納豆は安いです。スーパーで3つ100円。これをダイエットに取り入れない手はありません。

おすすめの乾燥納豆

しかしながら、世の中には納豆が好きな人と嫌いな人がいます。

納豆が食べにくいという人は、あの匂いやネバネバが嫌なようですね。そういう方には、ドライ納豆(乾燥納豆)をおすすめします。

乾燥納豆には3種類ある

乾燥納豆は、大きく分けて3種類あります。

  1. 干し納豆(天日干し)
  2. フリーズドライ納豆
  3. 揚げ納豆(フライ納豆)

この3種類の違いをご説明します。

  1. 干し納豆は、天日干しした自然乾燥の納豆です。魚の干物や干し柿と同じで、日本の伝統的な保存食です。
  2. フリーズドライ納豆は、納豆をマイナス30度に急速冷凍し、真空状態で乾燥させたものです。インスタント・ラーメンの具の野菜と同じ製法です。
  3. 揚げ納豆は、納豆を低温の油で揚げることによって、水分を飛ばしたものです。

3種類の乾燥納豆は、どれも納豆が原料ですが、食感は全く違います。

  1. 干し納豆は、ナマの納豆に近い味です。水分を含むと匂いとネバネバと匂いが復活します。
  2. フリーズドライの乾燥納豆は、より乾燥度が高く、カリカリに仕上がっていますが、水分を与えると、匂いやネバネバが戻ります。口中での食感は納豆に近いです。
  3. 油でフライしてある乾燥納豆(フライ納豆・ドライ納豆)は前二者とは食感がまったく違います。ほぼスナック菓子のような硬い状態になっており、水分を与えても匂いやネバネバが復活しません。

それぞれの特性に合わせた使い分けを、以下に、ご提案します。

自然乾燥の干し納豆

納豆を自然乾燥させた食品です。丸かった納豆が乾燥して縮んでシワシワになっています。この点は、干し柿と同じようなものです。

江戸時代の忍者は乾燥納豆を携帯していたそうですが、それがまさにこの自然乾燥の干し納豆です。

食感上の特徴は、

「口のなかで納豆に戻る」

ことです。

唾液の水分を吸うと、あの納豆のネバネバと匂いが戻ります。

海外に赴任する方が、手軽にとれる日本食として持っていくことも多いようです。味噌汁の具として利用する方もいらっしゃるようです。

納豆好きな方にとっては、常温保存できる上にいつでも納豆の味を楽しめるので、とても便利です。

フリーズドライの乾燥納豆

フリーズドライとは、食品をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させてつくる乾燥食品です。

凍結してから乾燥させるので、乾燥による収縮がなく、もとの納豆の外観を比較的とどめています。乾燥しやすいように、挽き割り納豆が使われる場合もあります。

乾燥した状態なら、納豆の味や匂いはあまり感じません。しかし、口に入れると瞬時に口内の水分を吸収します。そして、

「ネバネバの納豆に戻ります」

わたしは、朝食代わりに、スプーンで2杯程度を、お茶と一緒に食べていました。味と食感は納豆そのものです。

自然乾燥の干し納豆より賞味期限が長く、開封前なら1年近く保存可能なものもあります。

以上の2種類の乾燥納豆は、乾燥させてあるだけで、ほぼ納豆そのものです。指でつまむと皮膚の水分でベタベタになるので、食べるには箸やスプーンが必要です。

 

おいしいのですが、匂いや食感は納豆そのものなので、納豆が苦手な方にはおすすめできません。

ナマの納豆は苦手だけれど、納豆の栄養成分を摂りたい、という方にとっては、次にご紹介する揚げ納豆(フライ納豆・ドライ納豆)がおすすめです。

ドライ納豆(揚げ納豆)

揚げ納豆とは、油でフライしてある乾燥納豆です。油を使ってはいますが油っぽくはなく、表面は固く乾いています。歯ごたえはカリカリしています。外見上は、スナック菓子のように見えます。

納豆の匂いは少し残っていますが、ほんのり香る程度です。手で触ってもネバネバしません。自然乾燥やフリーズドライの乾燥納豆と違って、

「口に入れてもナマの納豆に戻らない」

のが特徴です。ポリポリ食べれます。

わたしが愛用しているのは、JALの機内食にも採用されている、

「ジャルックス ドライなっとう」

です。

JALの飛行機が滑走路から離陸して30分後くらいたつと、CAさんが飲み物と一緒に持ってきてくれる小袋。それがフライド納豆の「ジャルックス ドライなっとう」です。

このJAL機内食のドライ納豆は通販で市販されていて、アマゾンで袋買いできます。販売元はJALの関連会社です。

一袋が200gで、10gごとの個包装になっています(10g×20袋)。

多少の水分ではネバネバしないので、指でつまんで食べられます。だから機内食として使えるわけですね。口の中でも、カリカリした食感のままです。

下の写真が個包装ひとつ分(10g)です。おやつにちょうどいい量です。

これが20袋入っています。

フライしてあるにもかかわらず、油っぽさは全然ありません。指でつまんでも指先は汚れません。油を吸収していないので、カロリー的にもナマの納豆とほぼ変わりません。ひと袋で47kcalです。

納豆としての自己主張が弱いので、お茶にもビールにも、コーヒーにも、そしてジュースにも、よく合います。

10gの小袋なのですが、乾燥状態なので重さのわりに量が多く、そのうえ胃で多少膨れるので、ひと袋でもお腹に持ちます。午後3時頃、あるいは夜に、空腹を我慢できなくなったら、ひと袋つまむと、空腹感が収まります。

賞味期限は90日あるので、通販での買いだめもOKです。

JALドライ納豆の詳細をみる

栄養たっぷりの乾燥納豆

納豆の栄養成分として、大豆由来のイソフラボンや、納豆菌が生み出す酵素(ナットウキナーゼ)が注目されています。

イソフラボンや納豆菌は熱にも強い

イソフラボンや納豆菌は熱に強いので、どの乾燥納豆でも摂取できます。

ご紹介した「ジャルックスドライ納豆」の場合は、製造過程で熱処理されていますが、低温でフライするため、納豆菌が生きたままになっています(とメーカーは説明しています)。

ナットウキナーゼは熱で分解される

ただひとつ、ナットウキナーゼは酵素なので、70度を超えると壊れます。前にご説明した3種類の乾燥納豆のうち、

  • 干し納豆フリーズドライ納豆は、加熱処理の工程がないので、ナットウキナーゼが生きたまま残っています。
  • 油でフライしてある揚げ納豆(JAL納豆)は、おそらくナットウキナーゼが熱で分解されていると思われます。

大豆タンパクは、熱にも強い

大豆の主な栄養素であるタンパク質は、乾燥しても加熱してもまったく失われません。低カロリー・低糖質で、良質な植物性タンパク質を摂取できるのが、大豆を原料とする納豆の大きなメリットです。

以上をまとめると、

  • タンパク質、イソフラボン、納豆菌は、3種類のどの乾燥納豆でも摂取可能。
  • ナットウキナーゼも摂りたいなら、製造過程で熱処理されていない干し納豆かフリーズドライ納豆を選ぶのがベター。ただし、納豆特有の匂いやネバネバは残っている。

手軽で低カロリー、そのうえ安価な乾燥納豆を、ダイエットの一環に取り入れてみてはいかがでしょう。